(続)懐かしのドラクエ

前回の続き。

ドラクエ3で思い出深いのは、やはりカンダタだ。カンダタは上半身が裸で、覆面を被っており、その上マッチョでマントを着ている盗賊のキャラクターである。

 

彼の有名なセリフには、「ゆるしてくれよ!な!な!   があるのだが、

これは、盗賊である彼が何かを盗んだりした場合に懲らしめてやるとこの言葉を放つのだ。

しかしカンダタはこのあとにも悪さをするため、あまり反省はしていないようだ。

 

ちなみにこの「ゆるしてくれよ!な!な!  というカンダタの問いの後に「はい」「いいえ」と表示されるのだが、これに対して「いいえ」と答えても無駄である。

 

なぜなら、「はい」と答えるまでカンダタから「ゆるしてくれよ!な!な!  と言われ続ける仕様になっているからだ。

 

ただ不思議なことに、カンダタからこう言われると、なぜか許してしまいたくなるのだ。

なぜか憎めないキャラクター、それがカンダタなのだ。

 

狡猾な私の懺悔

 

 

そういえば昔、ゲームセンターにドラクエのカードゲームの台が置いてあり、よく遊びに行っていたものだ。100円を入れるとドラクエのカードが1枚もらえて、それで戦わせたりすることができた。

 

そんなある日私は、いつものように100円を入れると、出てきたのはなんとレアカードらしきもの。たしか主人公の必殺技か何かのカードだった。それを手に私は友達のA君の家に行き、お互いのカードを見せ合った。

 

するとA君の持っていたカードの中に、“ギガンテス”というモンスターのカードがあった。それはいかにも強そうで、レアカードだというのはすぐにわかった。

 

その後、自宅に帰った私はすぐに、A君の持っていたレアカードがいくらするのかパソコンで調べた。すると驚くことに、5000円ぐらいだった。次に、私の持っていたレアカードがいくらするのか調べてみると、500円くらい…

 

その後A君に会った私は、A君のレアカードと私のレアカードの交換をA君に申し出た。

 

するとA君はあっさり、「はい」と。

 

A君と交換したカードを家に持ち帰った私は母に、「このカード、ネットオークションで売っといて」と頼んだ。後日、母からしっかりと5000円を受けとった狡猾な私。

 

ごめんよ、A君…。今A君に言うべき言葉があるならそれは、「ゆるしてくれよ!な!な!