ビル・ゲイツは我が子にスマホを与えなかった
前回の続き。
iPadやスマートフォンといったテクノロジーは、私たちが音楽・映画・新聞などを消費する方法を大きく変えました。その一方で、スマホ依存症という新しい依存症が問題視されるようになりました。
長時間のスマホの利用は私たちにどんな影響を与えるのでしょうか?
依存症ビジネス
スマホの平均利用時間は、大人の場合1日3〜4時間、10代の若者の場合1日に4〜5時間にも及ぶという。
ざっと計算すると、1日4時間のスマホ利用を7年続けた場合10000時間に達することになる。ちなみに弁護士になるために必要な勉強時間はよく1万時間と言われている。
昔だったら電車に乗れば、新聞を読んでいる人や本を読んでいる人がいたものですが、今ではほとんどの人がスマホの画面に夢中になっています。(今でも本を読んでいる人はいるけどね!)
それほどまでに生活の一部となったスマホですが、誕生したのはたかだか10年ほど前。その頃に、スマホがこんなにも人々の生活を変えてしまう事を想像できた人がいたでしょうか?
・・・それがいるんです!スティーブ・ジョブズが!!
テクノロジーが私たちに与える影響について、スティーブ・ジョブズほど的確に見抜いていた人はいません。
スマホやSNSは、脳からドーパミンを放出させることで、私たちを依存させる仕組みになっています。
例えばSNSの通知音を聞いた瞬間、人間の脳ではドーパミンが放出され、スマホを確認せずにはいられなくなります。また、フェイスブックやインスタグラムでは「いいね」がつくのを保留することがあります。実は、「いいね」がつくのは誰かが「いいね」を押した瞬間ではないのです。それは、私たちの脳から出るドーパミン量を最大にするタイミングで「いいね」をつけるためです。
iPadの生みの親であるスティーブ・ジョブズは、記者の「ディナーに訪れたゲストには、お菓子の代わりに、iPadでも配るんですか?」という質問に対して、「iPadを自分の近くに置くことすらしない」と発言しています。
さらにはビル・ゲイツまでもが「子供が14歳になるまでスマホを持たせなかった」と言うのです。それはもちろん、ビル・ゲイツに金銭的な余裕がなかったせいではありません。
実は私もこれらの話を知ってから、スマホやiPadの使用時間を制限しようと思い、タイムロッキングコンテナという商品を購入してみました。
この商品は、プラスチックの小さな箱にタイマーがついており、スマホやタバコなど使用を制限したいものを中に入れて、あとは時間を設定すればその時間が来るまで蓋が開かない仕組みになっています。
この商品を使うようになってから、スマホの使用時間がぐっと減っていい感じです!
デジタル・デトックスやデジタル断食したい人にはおすすめです。